降雨量が極端に少なくなったり
暑さが長い期間継続したりすると渇水の問題が発生します。
このとき渇水対策として取水制限や給水制限が実施されます。
ニュースや天気予報、自治体の広報誌などで見たり
聞いたりすることがある取水制限や給水制限ですが
具体的にはどのような内容なのでしょうか?
私たちの日常生活に与える影響は
どんなものがあるのでしょうか?
整理してみました。
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取水制限
取水制限とはどのような措置でしょうか。
具体的に見てみましょう。
措置
川から取水する水量を制限すること。
決定機関
連絡協議会が決定する。
連絡会で、水系ごとに設置されています。
生活への影響
取水制限が出た時点では、生活への影響は
ほとんど無いとされています。
しかし、降雨が少ない状態が継続すれば給水制限などへ
以降して行く可能性が大きいので節水を心掛けましょう。
給水制限
措置
一般家庭や事業上に供給する水道の水量を制限すること。
決定機関
水道事業者が決定する。
各市町村などの水道事業者が決定をし実施します。
蛇口から出る水の量を減らす『減圧給水』と
水が出る時間を制限する『時間給水』があります。
●減圧給水
給水所から供給される水道の水圧を下げる措置です。
減圧給水が実施されると蛇口をひねった時に出る水の量が
いつもより少なく、勢いが無いことに気付くでしょう。
水圧を下げることで使用される水の量を減らす事ができます。
●時間給水
時間給水は断水を示します。
通常は夜間の断水から実施され、水不足が解消されない場合は
断水する時間が長くなります。
また工業用水などの供給が止まり、工場などが操業停止になる
場合もあります。
生活への影響
給水制限が出ると生活への影響は避けられません。
断水になると水道が出ない時間帯が発生するため
日常生活が不便になります。
また、工業用水がストップし工場が稼働しなくなると
経済への影響が懸念されます。
また雨がなかなか降らず水不足が解消されないと
給水制限が継続して実施され断水が長く続いてしまう場合もあります。
1994年(平成6年)渇水では高松市で67日間もの断水実施例があります。
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その他の影響
取水制限や給水制限が実施されると
家庭や企業だけでなく、様々な所で影響が出てきます。
特に多いのがプールの利用が制限されることです。
地域の自治体などが運営しているプールなどは
営業が自粛されるケースが多いです。
また小中学校などで行われているプールの授業も
水の入れ替えなどが出来ず、中止になる場合もあります。
更に、広場・公園などの噴水や蛇口なども
一時的に使用中止になる場合が多いです。
まとめ
取水制限が出てもすぐに日常生活の影響はありませんが
給水制限になると影響が出始めます。
断水などはその後の降雨の状態にもよりますが
雨が降らなければ長引く可能性もあります。
普段から節水を心がけて、水を大切に使うよう
生活を見直しておくことも必要でしょう。
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